社会保険制度の概要
- 意義
病気・ケガ・出産・失業・老齢・障害・死亡等に対して必要な給付を行うことを目的とし、その目的によって健康保険・厚生年金保険、国民年金・国民健康保険医などに分類されます。
- 対象
適用されるのは事業所単位で、株式会社や有限会社は強制適用事業所となります。
- 保険料
健康保険・厚生年金の保険料は、給与を等級に区分した報酬(標準報酬)にあてはめ、保険料や保険給付額の計算をします。※賞与も社会保険の対象です。
- 厚生年金保険料率
2017年(平成29年)まで毎年0.354%ずつ引き上げられ、2017年9月以降は18.3%に固定されます。
企業年金の概要
- 日本の年金制度における企業年金の位置付け
国民年金を基礎として、厚生年金、企業年金の3階建ての体系となっています。
- 確定給付型年金と確定拠出型年金の違い
確定給付型年金(DB)は従業員の退職後に決められた年金額を支給する制度で、確定拠出型年金(DC)は従業員の在籍中に決められた額を拠出する制度です。つまり、DBは給付額が確定している(掛金は変動する)、DCは拠出額が確定している(給付額は変動する)ことになります。従来の企業年金制度(厚生年金基金など)はDBで、401kはDCに該当します。